チャイニーズニューイヤーとは?
更新日:2025.01.28
チャイニーズニューイヤーという言葉を聞いたことがありますか? 日本ではあまり聞きなじみがないかもしれません。 今回は、東アジアの様々な国で国の祝日として定められている、この 「チャイニーズニューイヤー」について詳しくご紹介していきたいと思います。
チャイニーズニューイヤーとは?
チャイニーズニューイヤーとは、旧暦のお正月を祝う日のことで、
中国では春節と呼ばれています。
春節は旧暦に基づく日付(太陰暦)であるため、現代で使用されている太陽暦では
毎年違う日付で祝われています。
ちなみに今年(2025年)は、1月29日で、来年(2026年)は2月17日です。
そして中国では、春節の前後一週間が連休となります。
春節は中国本土だけでなく、香港や台湾などの中華圏でも祝われ、
さらにシンガポールやマレーシア(チャイニーズニューイヤー)、
ベトナム(テト)、韓国(ソルラル)など東アジアの国々でも
旧正月が国の祝日として定められています。
シンガポールでは、人口の7割が中華系であるため、チャイニーズニューイヤー前後は街中が
お祭りムードになります。
過ごし方・伝統的な祝い方
チャイニーズニューイヤーは、日本のお正月と似ており、
家族と過ごしたり、旅行へ出かけたり、縁起物を食べたりします。
また、期間前に大掃除を済ませ、邪気を払います。
期間中には幸運を保つ意味で大掃除や散髪をしないことがいいとされています。
そのシンガポールの旧正月に欠かせないお料理、いわば日本のおせち料理にあたるのが「魚生(イューシェン)」。
またの名を「撈起(ローヘイ)」とう料理です!
刺身サラダのような食べ物で、サーモンや鯛などの刺身に大根や人参のツマ、ワンタンの皮、果物、落花生、寒天、胡麻などの具材が盛られた大きなお皿に、甘酸っぱいソースをかけて頂きます!名前や食材にも意味があり、たくさんの野菜は「家族の調和」を意味し、お刺身は「富」、ワンタンの皮は「金運」ピーナッツや胡麻は「長寿、健康」といった意味があるそうです。
このように、おせちとよく似た意味合いを持つ「撈起(ローヘイ)」ですが、その食べ方は独特で、日本のおせちとは大きく異なります。
まず、食べる前に大勢でお皿を囲み、盛られた具材を各自が箸で高く持ち上げ、新年の願い事を唱えながら一斉に落とす!という動作を行います。これは漁師が網を引き揚げる時の動作に似ていることから、「撈起(ローヘイ)」と呼ばれるそうです。大漁でお金を稼ぐようにお金持ちになれますように、という願いから来たという事も言われています。
この「撈起(ローヘイ)」は、1960年代にシンガポールで活躍していた4人の中国料理人が正月料理として考え出したといわれていますが、今では、マレーシア、中国や香港でもお正月料理として食べられるようになったそうです!
実は日本でもチャイニーズニューイヤーを楽しめる?
日本各地でも中国文化を体験できる春節イベントが開催されています。
ここでは3か所ご紹介します!
1.横浜中華街
横浜中華街では1986年から春節を盛大にお祝いするイベントとして毎年開催
されています。中国伝統文化の演舞や華やかな衣装で中華街をパレードする
「祝舞遊行」があります。
2.神戸南京町中華街
南京町では、華やかなパフォーマンス、中国文化の体験、豪華なランタン装飾
を体験したり、見ることができます。
3.長崎ランタンフェスティバル
元々この地で行われていた春節祭をランタンフェスティバルと名付け規模を
拡大し開催されています。
まとめ
チャイニーズニューイヤーとは、中国を中心とするアジア諸国で祝われる旧暦の
新年です。
日本の年末年始を似たような過ごし方をすることが特徴的で、
日本各地でも中国文化を体験できる機会が増えています。
この機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
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そして2024年、初めての海外拠点展開としてシンガポールに進出いたしました。
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